タピオカの正体とは?
タピオカミルクティーの歴史
1983年に台中にある春水堂のオーナー劉漢介さんが中国茶をより西洋風に現代的な飲み物にできないかと開発を始めたのが、タピオカミルクティーの始まり。
オーナーがふと立ち寄ったカフェで、アイスコーヒーをシェイカーで混ぜて作っていた事から発想を得たそうです。
サトウキビと氷と紅茶をシェイクすると、香り高い甘いミルクティーができることがわかり、そこに台湾では昔から食べられていたタピオカを入れて発売すると、瞬く間に大人気になり、1987年春水堂が正式にタピオカミルクティーを販売をはじめました。
発売から台湾国内では、タピオカミルクティーの人気に火がつき、全国にいろんなお店が登場しはじめます。発祥からわずか10年で台湾の国民的な飲みものとなり、全世界へ広がることになりました。
タピオカとは?
タピオカは、キャッサバというイモが原料です。原料のイモであるキャッサバからでんぷんを取り出し、それを丸く加工したのがタピオカです。
タピオカには白と黒がある
タピオカは、原料であるキャッサバの色を生かした白色とカラメルで煮詰めた作り方をした黒色の2種類があります。原料の異なる白色や黒色の食材を使っているわけではないので、食感や味に違いはありません。モチモチ食感やカラメル味が楽しめるわけではありませんが、白色と黒色の違いでタピオカデザートの見た目をクールな2色で演出できます。
タピオカのカロリー
まず、乾燥したタピオカのカロリーは100gあたり355kcalです。比較として、精白米では100gあたり168kcal、玄米では165kcalのカロリーです。乾燥したタピオカは、精白米や玄米の約2倍のカロリーです。炭水化物を含むキャッサバがタピオカの原料なので、エネルギーの摂り過ぎには注意しましょう。
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